人間福祉学会

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第10回 人間福祉学会2009 大会スケジュール

テーマ:「豊かさの中の貧困」

開催趣旨

第10回大会チラシ
第10回大会チラシ

今回で第10回を迎える本年の人間福祉学会においては、人間福祉学が目指す今日的な課題である「豊かな参加、豊かな帰属」をテーマに取り上げました。個人の尊厳・機会の均等・人権の尊重等に繋がる「豊かな参加」と、人が安定して身をゆだねる場である「豊かな帰属」の二つの側面から現状と課題を議論し人間福祉の明日を考えます。
第一日目は、社会福祉のこれからに関する記念講演のあと、国際シンポジウムでは「貧困と子どもの人権」に焦点をあて、日本や北東アジアで活躍する研究者から、子どもたちの豊かな参加、豊かな帰属を目指した実践活動の現状や課題の報告等を受けます。第二日目は、人間福祉学研究の現状と将来を展望するための「研究報告会」とします。多様な領域で活躍する研究者、学生、実践者などからの研究・実践発表の他、公開講座では、人間福祉の明日にむけた公開討論や特別講演を行います。
本大会が、人間福祉の次なる飛躍と広がりの先駆けとなれば幸いです。

参加費

学会参加費:1,000円(資料代)(2日目の公開講演は無料)

懇親会:会費 3,000円(学生会員 1,000円)

会場:岐阜都ホテル

10:00
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10:20
開会式
10:30
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11:50
記念講演

「社会福祉の拡大と限定」

講師
古川 孝順 (日本社会福祉学会会長、東洋大学ライフデザイン学部教授)
11:50
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12:40
昼食
12:40
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17:30
国際シンポジウム テーマ:「貧困と子どもの人権」

基調講演1(12:40~13:10)

「貧困と子どもの人権」(発題)

講師
松本 伊智朗 (札幌学院大学人文学部教授)
14:50
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17:00
学生によるパネルディスカッション

“千の風になって”の秋川雅史氏からのメッセージ

テーマ:私たちが語る「自殺防止」

参加者
岐阜県内5大学の学生 5名、ルミカさん
コーディネーター
赤澤正人氏
(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 精神保健計画研究部研究員)
司会
大橋明氏(中部学院大学人間福祉学部准教授)
17:00
懇親会

会場:岐阜都ホテルレストラン

会費:3,000円(学生会員1,000円)

会場:中部学院大学 各務原キャンパス

9:30
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12:00
研究発表

セッションI:2107教室

セッションII:2108教室

セッションIII:2210教室

12:00
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13:00
昼食

昼食時:人間福祉学会総会

13:00
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14:10
特別講演I

「援助者の思い 当事者の心」 -「リハビリの夜」の著者が語る自立と共生-

講師
熊谷 晋一郎 氏(東京大学先端科学技術研究センター特任教授・小児科ドクター)
*1977年生まれ、脳性マヒのため車いす生活、東大医学部卒、各病院で小児科医
14:20
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15:50
特別講演II

「ボランティア・NPOのススメ」 -ボランティア活動は恋愛のように-

講師
早瀬 昇 氏(大阪ボランティア協会常務理事)
*1955年生まれ、大学卒後ボランティア活動、阪神大震災被災者支援市民の会結成
15:50
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16:00
閉会式

注:一部都合によりプログラムが変更になる場合もございますのでご了承ください。

講師紹介

ルミカさん

1986年生まれ、幼少からクラシックバレーに取り組み、海外公演にも参加、その後ミュージカルチームを作り活躍。高校時代に体験したいじめをテーマにした楽曲「door」で歌手デビュー。現在いじめがなくなることを願って「いじめ74(なし)ツアー」(1年間に74回の公演目標)を実施中。自殺も考えたことから「自分の歌で人に元気をあげたい」と各地で公演。

熊谷 晋一郎 先生

1977年生まれ、新生児仮死の後遺症で脳性マヒに、以後車いす生活。小学校から普通教育を受け、大学時代は全国障害学生支援センターのスタッフとして高等教育支援活動をする。東京大学医学部卒業後、各病院で小児科医として勤め、現在。

早瀬 昇 先生

1955年生まれ、大学入学と同時に「大阪交通遺児を励ます会」の活動に参加、ボランティア活動に参加。京都工芸繊維大学卒業後、フランス・ベルギーの社会福祉施設で研修、その後大阪社会事業短大専攻科修了後事務局長。阪神・淡路大震災後「被災地の人々を応援する市民の会」を結成し、ボランティアセンターを開設し協会常任理事に就任、現在。